大阪へ 2013年度 その3 (行き ピーチ航空、帰り さくら観光)

 前回から2週間、今回は気分的に短かかった。しかし、間の日曜日一日中仕事をしていたので、いそがしかった。
 5月18日、土曜日の朝に仙台空港に向かって出発。6時10分発の福島行きに乗車。鈍行列車だが、ボックスシート完備だ。明るい日差しの中出発。気分が良い。しかし、名取での乗り換え時間が僅かであり、少しドキドキする。今日は仙台空港からピーチ航空で関西空港に飛ぶ。3月1日に偶然セール価格で購入できた航空券だ。ピーチのサーバが繋がらず、ひょっこりアクセスした私がゲットしてしまった。
 福島行きは二本松で座席が半分くらい埋まる程度になり、金谷川で後ろのほうがいっぱいになった。沿線には三脚だけが立てかけられており、今日は特別な列車でも走るようだ。明るい日差しの中、福島に定刻に到着。ちょうど、新型のやまびこ、こまちが出発していった。
 次の仙台行きは6両編成。一番後ろのボックスにおさまる。結構混んできていて、予備校生が多数乗っている。仙台で試験でもあるようだ。1 Kcal1は4.2Jなんて話をしているから、物理でも頑張っているのだろう。列車はガタガタと福島駅を出発。桑折、藤田と客を乗せながら走っていく。さくらんぼの花も終わってしまって、福島盆地はこれから実りの6月を迎えるところだ。快調に走り、白石へ。白石からハーフボックスに移る。混雑が予想されたからだ。しかし、それほどの混雑はせず、6割方の埋まり具合。予備校生たちが4人ボックスに4人ちゃんと収まっているので、比較的余席がある。槻木、岩沼でほぼ満席となり、名取に到着した。
 名取で仙台空港アクセス線に乗り換え。4両編成でやってきた。混んでいて座れない。杜せきのした駅で開いた席に座る。そのまま仙台空港へ。一番乗りで降りて、すぐさまチェックインする。チェックインは印刷してきたバーコードをかざすのみ。iPhoneのカメラで撮ったバーコードもかざしてみたが、これはアウトだった。赤外線が反射されてしまうのだろう。
 無事航空券をゲットし、保安検査を通り制限区域内に入る。ちょうどピーチの航空機が到着したところだった。しばらく待っていると、9時から搭乗開始。A, E席の窓際からの搭乗。ストレッチシートを指定していたので、早めに搭乗した。ストレッチシートは期待はずれ。そんなに足が伸ばせるわけではない。むしろ、座席の下に足がぐんと伸ばせる普通席のほうが良いかも。ジェットスターなら、壁が無いから本当にストレッチできるのだが。
 9時10分にドアクローズした。隣は空席でラッキー。比較的お高いストレッチシートはこの点では良いのかもしれない。CAさんたちは無茶苦茶可愛くて、目のやり場に困るほどだ。9時15分ころにようやくプッシュバック開始。着陸機を待ってからの出発。いつもとは反対に、海側に向かって助走を開始し飛び上がった。津波でやられた閖上地区の姿が痛々しい。そして、右に旋回すると松川浦、その先には東京電力福島第一原発が見えた。
 高速道路が見えたので、どこだろうと考えていると眼下に空港が見えた。磐越道と福島空港だ。その後、那須塩原から宇都宮上空を経て高崎に抜けた。ちょうど御巣鷹山の上空から山梨盆地に抜けると、富士山が見えてきた。素晴らしい天気と景色だ。天竜川とそのダム群を見ながら南アルプスの上を飛び、知多半島を過ぎると志摩半島。ここから減速し降下に入る。高度は最高で7800mと低めだったので景色が楽しめた。途中ですれ違ったボンバルディアはずいぶん低いところを飛んでいた。
 ちぎれ雲がたくさんあってどこを飛んでいるか同定できなくなり、右に旋回すると淡路島だった。海の上を高度を下げ、10:38に関西空港に着陸した。第二ターミナルまではテクテクとボーディングブリッジからの徒歩だ。そして、第二ターミナル内も結構歩く。そこから、またバスに乗って関西空港駅へ。10:55に駅に到着した。
 11:18の関空快速に乗車し、乗り換えなしで京橋には12:30に到着した。6時間ちょっとで到着は、やはり楽だった。

 子供達と遊んでの5月19日、郡山に出発する。顔本上のちょっとした書き込みを見て、ガツンと気分が滅入ってしまった。そうだよな、自分の代わりなんていくらでもいるはず。代わりがいなくて組織が崩壊するなら、それはその組織が崩壊するべくして崩壊したと考えるべきなのだ。
 19:37の3000系の特急で出発。ロングシートに腰掛ける。ふわふわで座り心地が良い。枚方市で空いて、樟葉からクロスシートに乗り換えた。この列車は、トーマスラッピングされている。窓がそのせいで見難いのが玉に傷。七条でいつもどおり降りると、そとは大雨だった。水たまりを避けながら、京都駅に。20:40に到着。トイレを済ませ、21時前にセンダーさんに。なんと今日はお隣さんが居る!というわけで、10時間の辛い行程になったのでした。さすがに4列車で男二人が並んでしまうと狭い。21:03に京都駅を出発。いつもとは異なり、京都南インターから高速に乗る。そして、いつもとは異なり賤ヶ岳まで休憩がない。22時30分に賤ヶ岳に到着。22時50分までの休憩だ。その間に、通路側の人のために延長コードを用意してコンセントを作ってあげたらすごく喜ばれた。隣の若者は何度もお礼を言ってくれて、延長コードを用意しておいた甲斐があった。さすがに、ウィラー、オリオンバスという大手が撤退した関西仙台便故に、さくら観光が混雑する。
 賤ヶ岳を出るとあっという間に夢のなか。多分、10分も起きていなかった。目を覚ますと、5時30分。バスが減速して休憩箇所に入った。隣の若者が熟睡しているので席を乗り越えてトイレへ行った。なんと西会津だ。深夜の休憩は全く覚えていなかった。その後も快調に走り、朝日が車内に差し込んでくると、郡山に到着した。隣の若者は再び礼を言って降りていった。自分もいそいそと降り支度をして下車。ちょっとしたことで、気分の良い10時間だった。磐越西線で仕事場へと出かけた。

行き 郡山〜名取 1890円
   名取〜仙台空港 400円
   ピーチ航空 2500円
   関西空港〜京橋 1180円
帰り 京橋〜七条 390円
   京都〜郡山 6500円(間際割)