九州旅行 その8

 さて、馬刺しを買って意気揚々とホームに行ってみると、鈍行が入ってきた。あれあれ??特急は10分前に出ていたのでした。仕方がないので、熊本まで鈍行で。横座りの何の旅情もない電車。熊本でダッシュにてリレーつばめに乗り換えた。
 特急はガラガラ。馬刺しをつまみに、熊本の日本酒、焼酎を飲む。もちろん、焼酎は先ほどの鹿児島の地下水で割る。うまい。べろんべろんになった。ガラガラのまま博多に到着。今日は博多に泊まろうと思っていたが、面倒くさくなったので目の前に停まっている列車に乗り換え。大分行きの特急。発車7分前でも余裕で座れた。異常にシートピッチの広いところがあったのでそこに座る。
 酒がまわって気分が良い。ビールを飲み足しながらノンビリしていると、別府湾が見えてきた。夜景が素晴らしく、ウットリしてしまう。今日こそは別府に泊まるかな。別府湾に見とれていると、別府を通り過ぎて大分に着いた。大分の駅前にはあたみ温泉という銭湯がある。いってみると、まだやっていた。380円。掛け流しの温泉で、温泉の臭いもしているし、場末感がなんともいえない。

ノンビリくつろいで、駅に戻る。別府に行くためだ。別府までは特急で一駅。ところが、温泉の気持ちよさで寝てしまった。はっと我に返ると、柳ヶ浦の直前。何も考えず、柳ヶ浦で下車。大分行きの特急が直ぐにあったので助かった。
 大分行きの特急は極めて豪華な車両。グリーン車かと思って、後ろの方に行ったが全部一緒。またくつろいでいると、別府に到着。0:25だ。

もう、別府の宿で泊まれるところはなかった。駅前を歩いて、夜景の見えるところまで行き、海の音を聞きながらくつろぐ。