九州旅行 その7

 ラーメンを食べた後、こんどはふるい車両の指宿枕崎線鹿児島中央に戻る。すっかり汗をかいてべとべとになったので、温泉に入りたいところだ。海側の温泉があったような気がしたが、見つからない。山側に駅を超えていってみると、みょうばん温泉という温泉を発見した。これだこれだ。新幹線の駅の位置からみて、西側にあたる。銭湯の料金360円を支払い、入る。もちろんかけ流し。多分、からんも温泉。三段になった浴槽は、一番上から熱い。ゆっくりと浸かって、のんびりする。水風呂の水を汲みに来ているおじさんがいたので聞いてみると、鹿児島の地下水でおいしいのだそうだ。なるほど、こっぷまでおいてある。当方もペットボトルに汲みおいた。


汗を流してすっきりしたところで、鹿児島中央駅に戻る。ちょうど、16:14のつばめに乗れそうだ。新幹線は意外と混雑していて、特に学生服を着た高校生が多い。一番後ろの座席にはコンセントが着いていて、携帯の充電が可能であり重宝する。座席はとても広く、グリーン車並み。木のぬくもりが心地よい。不知火湾を遠くに眺めながら、出水着。高校生たちが降りていった。なるほど、下宿するより安くつくのだな。鶴丸とかラサールとか、進学校への新幹線通学とは羨ましい。トンネルを多数くぐって、新八代に到着。新幹線はここまで。

 続いて、灰色の特急列車に乗車。がらがらでくつろげる。熊本まで乗車。熊本では、目の前にSLが止まっていてびっくりした。

ここで駅前で食料調達をしようとしたが、ろくなものがない。水前寺まで行くことにした。ちょうどやってきた豊肥本線の特急に飛び乗る。車掌さんが女性。水前寺まではすぐだったが、熊本の中心部と思っていた割には寂れていた。17:48着。次の博多行き特急は18:12発だったと思ったので、駅前のスーパーでのんびり馬刺しや日本酒、焼酎の品定めをする。