九州旅行 その6

 宮崎からは、特急で鹿児島へ。宮崎医大を遠くに眺めながら山の中へ。あそこに通ってた人もいるんだなあと感慨深い。どんどん山の中に分け入り、木陰のトンネルの中を走り、そこを抜けると都城だ。都城駅前は、ビジネスホテルがひしめき、価格競争をしていた。都城から、後ろの方に結構な乗車。次の西都城でも乗車あり、混んで来た。霧島神宮駅に向けて更に山の中に入る。韓国岳などは同定できない。霧島神宮から山を駆け下り、隼人、国分と停車。鹿児島が近くなって来た。ここからは、すばらしい錦江湾の景色がひろがった。遠くの桜島には雲がかかっていた。徐々に桜島が大きくなって来て、その雲は実は火山灰の雲であることに気がついた。


鹿児島中央に到着。駅前を散策。すっかり変わってしまった。思えば、大学3年生のときに夜行急行に乗って西鹿児島駅に到着し、その後屋久島に渡ったのだった。植物分類学野外実習と植物生態学野外実習を屋久島で行ったのだ。固有種の多い屋久島の植物に感動して、10日後に鹿児島港に降り立ったのだった。そんな思い出に浸りながら、鹿児島の町を歩いていたが、暑いしお腹もすいて来た。そこで、鹿児島一おいしいと言われるラーメンを食べにいくことにした。谷山まで指宿枕崎線の黄色い列車に乗車。駅から歩いて2分のJAPANラーメン道へ。店名が店名だけに、少し引いてしまうが、そのラーメンは本物。750円で男前ラーメンと替え玉をいただく。豚骨臭さは皆無、魚介系のスープに焦がし玉葱が絶妙。刻みニンニクを少し入れれば、完璧な味のハーモニー。本当に上品なラーメンでした。