九州旅行 その5

 小倉から23:14発の柳ヶ浦行きに乗る。特急みたいなシート。4両の列車は、途中の下曽根でガラガラに。となりで、ゲホゲホいってるマスクの男が気になる。座席を代わり、ボックス席でゆったり。持ってきた論文は読み尽くしてしまった。レンタカーじゃ、読めないはずだから。酒を仕入れたくコンビニの有りそうな中津で下車。ところが、全く無い。駅前のampmは、この時間は店じまいしていた。
 久留米で買った非常用の焼酎だけで一晩過ごすこととなり、寂しい気持ちで宮崎行きの列車を待つ。これで別府に行き、温泉にでも入って、ビールで一杯という腹だ。ドリームにちりん号は、ガラガラで到着。中津で結構下車があったからかもしれない。早速座席を4人掛けにひっくり返して別府までのひとときを焼酎片手に始める。
 目覚めたのは、延岡の手前であった。別府、大分は夢の中。完全な寝過ごし。でも、延岡から宮崎までの太平洋が素晴らしかった。宮崎が終点だと思っていたら、そのまま宮崎空港まで連れて行かれてしまった。東京へ行く人が吸い込まれていくのを尻目に手持ちの時刻表を見ると、随分先まで列車がない。飛行機の到着にあわせてだから当然か。タクシーも勿論居ない。どうしようと思ったら、今乗ってきた列車が回送される。途中まで乗れるとのことで南宮崎まで乗車。時刻表には臨時列車として別の頁に出ていた。やれやれ。

 宮崎まで赤い列車に乗り、下車する。上下線で改札が別れていて、駅員さんが2人必要な構造。合理化しにくいのではないかしら。がんばれ宮崎とばかりに、駅中のお店で色々買い込む。あっという間に朝ご飯として消費されてしまったのだが。椎茸弁当がおいしかった。