磐越西線考

数年間磐越西線に乗っていると見えてくるものがある。それは、ここ数年で通勤客が随分減っていると言うことだ。さかのぼること約2年前、電車の編成が一気に3分の2に減車された。しかも、座席数としては半減した。丁度7月だったので、何も知らない観光客が立ち席となり阿鼻叫喚の毎日が繰り返された。その後のダイヤ改正で一部改善されたものの、喜多方からの夕方の直通列車は相変わらず2両編成で存置され、行楽シーズンには大混雑していた。これを敬遠した通勤客は、マイカーや高速バスに流れて、随分通勤客が減少した。編成を減らして、座席を削った分、これまで余裕を求めて鉄道を使っていた層が敬遠したというわけだ。5月のJRの中長距離客の決算が17%減とのことである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000011-maiall-soci
磐越西線を支えていた観光客の数もこれから更に減少しそうだ。