宿直後の飲酒

以下のような記事があった。

車掌が飲酒後乗務=人身事故後に「応援」−東急
 東急電鉄の車掌(50)が宿直勤務明けに飲酒した後、東横線の人身事故に伴う非常時の要員として乗務していたことが16日、分かった。本人から申告がなかった上、上司もアルコール検知器によるチェックをしていなかったといい、同社は近く車掌らを処分する方針。同社によると、車掌は13日午前9時すぎに宿直勤務を終了。午前11時ごろから午後3時ごろまでの間、飲食店2軒に立ち寄り、同僚とともに飲食。2軒でジョッキ2杯のビールと焼酎のウーロン茶割り3杯を飲んだ。車掌は、東横線都立大学駅で午後2時半ごろ発生した人身事故を知り、応援するとして、2軒目の店から自主的に再出勤。午後5時15分ごろから同50分ごろまで、同線日吉−菊名などで乗務したという。同社は「皆様にご心配とご迷惑をお掛けし、深くおわびする」としている。 (時事通信社

 このような善意まで糾弾されるのでは、この世の中たちいかないでしょう。特に、医者どもの世界では。医者が24時間宿直で働いた後の状態は、ビール2本飲んだのに相当する判断力の低下とされているわけで、その様な医者どもの外来にかかったり手術を受けたりしているのが現状。医者どもが、宿直明けの日勤を放棄したら、また医療崩壊が進行しますな。このような糾弾がまかり通るのなら、患者が急変しても、飲酒してしまった医者は駆けつけませんよ。